第5话 吉田昌享年28歳 吉田昌享年28岁
俺、吉田昌は世間的には一浪するほどでもないレベルの大学に一浪して入学し、その後リフォーム営業会社に就職。営業マンをしながら日々を過ごしていた。
我,吉田昌复读了一年,考上了一个不值得通过复读来上的大学,之后去了一家装修公司工作。我一边做着营业员的工作,一边度过着我的每一天。
きっと世間ではブラックと呼ばれるレベルに達している会社で、夜遅くに仕事が終わればメシを食うくらいしか楽しみもなく、行きつけの居酒屋で独り酒が日課であった。
在这个一定会被称为黑心企业的公司里,在深夜工作结束后,除了吃夜宵以外别无其他乐趣,在常去的居酒屋里独自喝酒已经是家常便饭了。
そしてその日はひと月に一度はあるようなクレーマーに当たったため、ストレス解消のためにいつもの居酒屋で泥酔。帰宅中に滑って頭をぶつけ、自宅に帰り着いたものの、そのままベッドで死んだらしい。享年28歳であった。
然后那天我遭遇了一个月至少有一位的爱找茬的顾客,为了缓解压力,我在常去的居酒屋里喝得酩酊大醉。在回家的路上滑倒,撞到了头,虽然回到了家,但好像就那样死在了床上。享年28岁。
そんな俺だったが、死んだ後に魂むき出しの状態で天使の不手際により天界で覚醒。覚醒してしまうと輪廻転生が出来ないということで、記憶を残したまま異世界に転生することになった。
就是那样的我,死后由于灵魂处于裸露的状态,加上天使的笨拙,在天界觉醒。因为一旦觉醒就无法轮回转世,就保留记忆转世到了异世界。
その際、不手際を起こした天使は責任を取る形で俺のサポートとして異世界に同行することになった。ただし天使としてではなく、俺の双子の妹として受肉したらしい。
在这种情况下,引发失误的天使以承担责任的形式作为我的支援,与我一共前往异世界。但是好像不是作为天使,而是作为我的双胞胎妹妹转世了。
今までの常識が通じない異世界でサポートがあるのは正直ありがたい。とはいえ、天使としての力は期待できないらしい。あくまで知識としてのサポートなんだそうな。
在与现世的常识不通的异世界里,能得到支援实在是太好了。话虽如此,她作为天使的力量似乎并不值得去期待。说到底还是要靠她的知识来支援我吧。
まぁ前世では働き尽くめで、趣味やら旅行やらと人生を楽しんでいたと思えるのは大学時代までで、就職してからはご覧の有様だし、せっかく異世界に転生したのなら今度はもう少しマシな人生になるようにがんばりつつ楽しみたいと思う。
嘛,在前世的时候,净是在工作。无论是兴趣爱好还是旅行,能让人感受到人生的乐趣的时光在大学时代后就结束了,就业以后这样的光景就可望不可即了。好不容易转生到异世界的话,这次我想努力让人生变得更加快乐。
ということでサポート役の天使(属性名とナンバリングが名前だったが、現世の両親にニコラと名付けられた。)に、この異世界についてベッドの上で色々と聞いた。
因此支援的天使(属性名和编号曾是名字,现世的父母给她取名为尼可拉。)关于这个异世界,我在床上向她问了很多很多。
ベッドの上と言っても寝物語的な色気のあるアレではなく、単に赤子二人が柵の付いたベッドで寝転がされているだけである。
虽说是在床上,但也不是那种枕边蜜语的色气的事情,只是两个婴儿躺在带着栏杆的床上。
この世界の名前はフェルガルド。いわゆる剣と魔法のファンタジー世界。前世と違い魔法があるなら神様なんかもダイレクトに関わってくるのかと思いきや、基本的には魂の循環作業以外は関知しないらしい。
这个世界的名字叫菲尔加德。就是所谓的剑与魔法的幻想世界。我原以为在这个与前世不同的有魔法的世界里,神明也会直接参与进来的吧,但基本上除了灵魂的循环工作以外,神明和这个世界没有任何关系。
それで魔法というのは、体内に宿る魔力――マナと呼ばれるらしいエネルギーを術者のイメージ通りに物質世界に顕現させることを魔法と言う。
因此所谓的魔法,是指将体内蕴藏的魔力——被称为“玛娜”的能量,按照术士的想象在物质世界中显现出来,这就是所谓的魔法。
精霊なんかも存在しているので、マナやイメージの足りない部分を精霊に補ってもらうことで発動する精霊魔法なんてのもあるみたいだが、精霊はどこにでもいるものではないので、燃費は良いが使い勝手はよくないそうだ。
精灵也是存在的,精灵为了弥补玛娜和想象力的不足,好像会用精灵魔法之类的。但精灵不是到处都是,就像是耗油量虽好,但使用起来却不方便的汽车。
そして文化なんだが、とりあえず俺の生まれ落ちた地域はいわゆる中世ヨーロッパ風と言ってよさそう。ニコラによるとそれなりに世界は広いので、他にも色んな文化もあるそうな。大きくなったら行ってみるのもいいと思う。
然后是文化,总之我出生的地区可以说是中世纪的欧洲风格。据尼可拉所说,这个世界相当宽广,也有其他各种各样的文化。我觉得长大了去看看也不错。
そして次に俺とニコラの両親についてだ。領地持ちの貴族……ということはなく、宿屋を経営している若い夫婦であった。
接着是我和尼可拉的父母。是拥有领地的贵族……并不是,而是一对经营旅馆的年轻夫妇。
最初は神様も気が利かないなと思わなくもなかったけど、両親ともに善良な心根のようだし、よく考えたらマナーやらなにやらめんどくさそうだし、特に貴族へのあこがれもなかった。
一开始我觉得是神犯糊涂了,但父母都是善良的人,仔细想想的话,礼节什么的好像很麻烦,所以也没有特别向往贵族。
ニコラにも聞いてみたところ、貴族なら政略結婚をさせられそうだし、仕事(俺のサポート)もやりにくくなるとのことで、むしろ庶民でよかったとのこと。
我问过尼可拉,她说如果是贵族的话,可能会被迫政治结婚,工作(对我的支援)也会变得困难,不如说当平民挺好的了。
自らの失敗で現世に受肉して俺のサポートをすることになったとはいえ、彼女なりに現世を楽しんで貰えたらとは思う。
虽说是因为自己的失败而在现世支援我,但我还是希望她能以自己的方式享受现世。
それにしてもニコラの言う政略結婚のように、貴族だと生まれたときから面倒なしがらみも発生しかねない。もしかしたら庶民の両親に生まれたっていうのも神様の思し召しだったのかな。今となってはまさに神のみぞ知るだけど。
即便如此,就像尼可拉所说的政治婚姻一样,贵族一出生就会有麻烦的纠纷。难道说出生于平民家庭也是神的旨意吗?事到如今真的只有神才知道吧。
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