后记

好久不见,这里是裕梦。

  首先是一个通知敬告各位。备受好评的已经落下帷幕的「チラムネ×福井コラボ」,决定举办「2ndシーズン」了。时间大概是2022年8月19日~10月30日。本次活动要比上一次活动内容更加详尽。详情和具体信息请移步福井市观光旅游官网「福いろ」,查看一下吧。

  另外,再次拜托。如果有人会说出7卷「这是什么故事?」,疑窦丛生的话,请务必读一下6.5卷。大概有些人基本上不会去买短篇集,但那是作为实质上正篇写得一本书。作为丛书一本和后半部分的关联还是很深的。例如,夕湖的成长、悠月的白雪公主、明日姐去URALA参观实习、优空放在朔家中的那把椅子、阳和OG的比赛等等重要的章节全部都收录在6.5卷中。所以,如果想享用本书后半段,那是必读的一册,还请诸君入手一读。

  说实话,原本我就不擅长写后记。如果是平时的话,我会将前面提到的事情说得再详细些,赚些小钱(喂—),再稍稍讲一点炒作气氛的小故事以及无伤大雅的小笑话,敷衍过去就算完事。

  所以,老实讲,直到最后的最后我都在烦恼要不要将后面要写的内容写到后记里。想要开始写还在烦恼,写下来之后还和责任编辑岩浅桑进行了协商。

  话说回来,即便是在SNS和后记中,基本上我也不会发表自己的解说以及幕后故事,其次我还遵循不进行自我解读作品主义。想要说的事情在故事中讲述,期待读者们自取所需。没必要将作者和作品连接到一起。(事无对错之分,我也完全没有独异于人或是否定其他作家的意思。请理解,这仅仅是我个人信条。)

  再加上在公共场合发表的消极言论,不应该超过玩笑的范畴。

  因此,我认为自己的个人负面情绪会成为作品的噪音吧。

  然而。这一次我还是要想要改变一下信念,稍稍说些制作背后的故事和自己的故事。

  虽然会宣泄负面情绪(最后却是一个的救赎的故事),但是我发誓绝对不会是在说「如果没有一吐为快就再也无法忍受了」、「希望你们能理解我的痛苦。」

  相比自身的感情,我时常是将チラムネ放到最优先处理的位置上,如果我判断对于作品有不利影响,我一定不会像这样表达出来。

  然而仅仅是这次的第七卷,突然有一种莫名其妙的感觉一直纠缠在我的脑海里,总觉得「不说说未来的话算完成吗?」

  像这样的经理我还是第一次遇到,或许就是在画蛇添足吧,亦或许会成为作品的噪音。

  再次重申,在此之后的关于制作背后的故事和自己的故事,其中或许包含着读者朋友们不想听的个人负面情绪在里面。

  当然,是否阅读的决定权就交给大家了。

  不想看这些内容的人们(平时我是绝对不想知道这些内容的人群之一)从下一个*之后完全可以跳至最后的谢辞,然后合上本书即可。

  另外,为了防止剧透,务必请在阅读正文内容之后再阅读后记。

  那么,接下来我稍稍讲一下我的所思所想。


 此部分译略。Pass。


  至此,感谢大家陪伴我进行如此漫长的自我讲述。就像红叶的心中红叶才是英雄一样,7卷的英雄对我来说就是BUMP和红叶。

  从7卷的停滞中走出来的我,一定会继续走下去的,直到看到チラムネ的最后一刻。

  读者诸君能够坚持到最后,这对我真是幸之甚至。

  以下为谢辞。

  插画师raemz桑。因为我是先行写完的原稿,脑海中对红叶角色设定还是感到些许不安的。然而您轻松地化解了我的懦弱。谢谢您画出的最美丽的红叶。raemz桑的插画为这个女孩子注入了生命。

  责任编辑岩浅桑。在各种意义上本卷算是觉悟之卷,也十分感谢您能以同等的热情来陪着我。4卷以来的热忱的感想,终于让我觉得一切都得到了回报。就在我纠结要不要写这个后记的时候,最终的最终岩浅桑说道「这也是チラムネ的一部分。如果这个故事不能诞生于这个世界上,才会感到郁闷。」,这也帮我下定了决心。

  除此之外,宣传、校正等所有与チラムネ相关的诸方人士,还有一直陪伴在我左右追随着我的最重要的读者朋友们,再次由衷感谢你们。

  希望这个故事,写下的言语,也可以击破您的忧郁。

                   裕夢


碎碎念:我的选择是不看作者负面情绪那部分。会将原稿放后面,有兴趣的自行查看吧。


この7巻で、僕はいまだかつて経験したことのないスランプに陥った。

デビューしてから苦しい瞬間というのは山ほどあったけれど、それは「もっと気の利いた比ひ喩ゆがあるんじゃないか」とか「もっと熱く描けるんじゃないか」とか「もっと感動させられるはずだ」とか、創作するうえでは当然のように降りかかってくる産みの苦しみばかり。

筆が進まない、いい言葉が降りてこないなんて日常茶飯事でとっくに慣れっこだ。

だけど今回の不調は、これまでとは質も深さも異なっていた。

──小説が書けない。

大げさに聞こえるかもしれないが、言葉にするならそう表現するのがいちばん近いと思う。

本当に自分は作家として七冊も世に出してきたのかと疑いたくなるほどに、書き始めようとしてもなにひとつ言葉が降りてこない、チラムネの世界に触れられない。

もちろん、そうは言ってもちゃちな手癖でなんとなく空白を埋めていくことはできる。

だけど少しずつページをかさ増ししていっても、

──こんなのはチラムネじゃない。

ずっと頭のなかで声が響いていた。

いろんな場で話してきたことだけど、この作品の一番のファンは自分だと信じている。僕は一巻のときから僕が読みたいものを読むためにチラムネを書いてきた。もちろん結果として読者のみなさんの心に届けばそんなにうれしいことはない。

だからこそ、世界で一番チラムネに対して期待し、同時に厳しい目で見ている自分だからこそ、惰性で書き連ねている無味無臭な言葉が許せなかった。

熱くも、美しくも、切なくも苦しくもない。

チラムネの世界を踏みにじってしまっているような感覚に胸がはち切れそうだった。

理由ははっきりしている。

6巻を、あの八月を抜けて九月にたどり着いた彼ら彼女たちは、みんなひとときの休息を求めていた。戻ってこられた日常いつもに身を委ゆだねたいと願っていた。

誰も自おのずから動こうとはしてくれなくて、かといって登場人物たちが動きたがっていないのを作者が無理に動かすことはできない。

これもいろんな場所で語ったけれど、僕は彼ら彼女たちが紡いでいく物語を見守りながら文章という形に落とし込んでいるだけで、そこに介入することはできないからだ。

この停滞は訪れるべくして訪れた必要な停滞。

ただそれを受け入れて、穏やかな時間を描けばいい。

頭ではそうわかっていた。

だけど同時に物語から離れた現実では、生々しい現実的な問題と向き合わなければいけない。

具体的にはまず「このラノ」が頭にちらついていた。

お世話になっている方たちや熱いファンのみんなから、否応なしに「三連覇」を期待されていることはわかってる。

それも「できるかな?」よりも「できるっしょ」寄りの、チラムネなら当然そこまで成し遂げてくれるだろうという無邪気な期待が多かった。

本当は気にしていないふりで自分を誤ご魔ま化かしたいのに嫌でも意識せざるを得なくて、だけど同時にそんなに甘いものじゃないってことは人一倍痛感している。

短編集の6・5巻一冊で勝負できないことはわかっていたので、真っ向から挑むなら投票対象となる八月になんとしてでもシリーズ後半スタートの7巻を出さなければいけない。

それもありったけを振り絞った渾こん身しんの一冊を、だ。

少なくとも、7巻をただささやかで穏やかなだけの日常回にしてしまったら、とうてい勝負の舞台には上がれないだろう。

だけどチーム千歳のみんなはそれを望んでいてやっぱり動こうとはしてくれない。

僕は物語や登場人物と深く繫つながりながら書くことしかできないタイプなので、彼ら彼女たちの感情に毎巻必ず振り回される。たとえば4巻であれば燃え上がるような熱量だったし、6巻は深い哀しみや絶望、そこからの救いだった。

いつだって登場人物たちの感情が書いているときの僕の感情そのものになる。

そして7巻で訪れたのは停滞だ。

彼ら彼女たちの停滞は、そのまま僕の停滞だった。

ただひとつ違っていたのは、登場人物たちにとっての穏やかで満ち足りた停滞が、現実の作家である僕にとってはどうしようもないほどに苦しくてやるせない停滞だったことだ。

僕の肩へと重くのしかかっていたものがあとふたつある。

ひとつは当然シリーズ後半へ向けた読者の期待。

もうひとつは6巻までを書き上げてきた自分自身との勝負だ。

これもたびたび言ってることだが、僕はその都度出し惜しみせずに全力を尽くしてきた。

だからこそ後半へ向かえば向かうほどに、残された手札は限られてくる。

焼き直しを是とすれば話は早かった。

新しいヒロインを出して、その子がピンチに陥り、千歳朔がまたかっこよく解決すればいい。

だけど実際には物語のなかで登場人物たちがみな成長していて、関係性も進んでいるから、これまでと同じことはもうできない。

それに、一度上う手まくいった手法の繰り返しに逃げるのは過去の自分への敗北だ。

僕はいつまでも変わり続けていたいし、叶うなら新しい一冊を出すたびに新鮮な驚きや、出逢いや、喜びや愛いとおしさや哀しみや苦しみを読者のみんなに差し出したい。

……本当に前半を超える後半を描けるんだろうか。

心のどこかでずっと不安に思っていたところで、案の定、7巻の停滞と直面した。

出口の見えない迷路を手探りで匍ほ匐ふく前進するように、長い戦いが始まる。

基本的にプロットを作らない僕にとって先の展開が読めないのは毎度おなじみのことだけど、最後にきっと面白くなるという予感だけはずっと手のひらに握りしめていた。

だけど今回だけは、本当になにひとつ見えなかった。

何度ぐーぱーしてみても手のなかは空っぽで、とりあえずは登場人物たちに寄り添って穏やかな日常を描いてみても、本当にこのまま最後まで仲よく学校祭の準備をして終わってしまうんじゃないかって、じりじりと足下から這はい上がってくる不安に押し潰つぶされそうだった。

シリーズものを書くうえで心に決めていることがある。

読者によって好きな巻が分かれるのは自然なことだし大歓迎だ。

だけど繫つなぎ巻だとか捨て巻だとか呼ばれるような巻だけは誓って作りたくなかった。

たとえシリーズのなかでどんな役割をもった一冊だったとしても、なにかひとつぐらいは読んだ人の心に残るような物語を綴つづりたい。

でもこのままじゃ7巻がただの繫ぎ巻になってしまう。後半を楽しみにしている読者の期待に応えられない、過去の自分を超えられない。

誇張でも比ひ喩ゆでもなんでもなく、停滞しているハートをノックするみたいに、何度も拳こぶしを心臓のあたりに叩たたきつけながら書いた。

僕は毎日10㎞のランニングを習慣にしているのだけど、「まだ立ち止まりたくない」、「走り続けていたい」、「ここで終わりにしたくない」と祈るように走ってまた書いた。

たとえあとから全部ボツにすることになったとしても、書き続けていればなにかが見えるかもしれないと願って書いた。

朝早く起きて深夜に眠るまで、一日一回の食事とランニングの時間以外は全部捧げて書いた。

正直このラノさえ諦あきらめてしまえば、少しだけ楽になることはわかっていた。

ここで挑戦をやめてしまえば僕は勝ち逃げができる。

デビュー作としては史上初の二連覇、充分すぎる勲章だ。

世間にはありがたい評価をいただいたし、ファンでいてくれるみんなからのプレゼント応援も受けとった。

もう満ち足りているからと足を止めたところで、まわりの誰にも文句は言われないだろう。

それでもまだ次を目指そうとするなら、望むなら、ここから先はただプライドを賭けた己との戦いでしかない。

ただしその一歩を踏み出してしまったら、今度こそ過去の自分自身に負けるかもしれない恐怖と向き合うことになる。

……もういいだろう、6・5巻一冊なら言い訳もきく。

発売月を延期して、ゆっくりと時間をかけながらこの物語に向き合おう。焦って質の低いものを世に出すほうが読者に対して不誠実だ。

いったい何度そういう誘惑に負けてしまいそうだったかわからない。

だけどそんな僕を支えてくれたのは、

──月に手を伸ばせ。

チラムネが教えてくれたことだった。

行く末なんて誰にもわからないけど、ありったけで挑んでそれでも散るなら仕方ない。

だけど戦う前から言い訳して逃げ出すことだけは絶対に違う。

目を背そむけたくない、もうこれで充分だからと勝手に自分を、チラムネを諦めたくない。

まだ届いていないなら、たとえ届かないとしても手を伸ばしたい。

ずっと自分で綴つづってきたことだ。

熱くなることは格好いい、がむしゃらに目の前の一瞬をあがけ、たとえつまずいたとしてもそれこそが挑戦し続けている証あかしだ、可能性を信じて前を向き夢を追いかけろ。

だったら誰よりもまず自分自身がそういう生き様を見せないと、チラムネという物語にも、それを信じてついてきてくれた読者にも申し訳が立たないだろ。

それに、たったひとつだけ僕には希望があった。

望のぞみ紅葉という女の子だ。

ここで後輩を出すことは決めていたので、彼女の存在によって物語が動き出すかもしれない。

だけど名前と容姿のイメージ以外はなにひとつ考えていなかったから、実際に登場するまでどんな性格で、どんな台詞せりふを紡ぎ、どんな想いを抱えているのかもわからなかった。

そうして迎えた応援団の顔合わせシーン。

僕はあっけなく深い絶望に呑のみ込まれた。

ただ素直でかわいい女の子がひとり増えただけで、停滞は停滞のまま、ぴくりとも時間は流れ始めてくれなかった。

それが最後の引き金になったんだろう。

夕方のランニングから帰ってきたとき、僕はもう一文字も書けなくなっていた。

頭のなかはぐるぐるとした焦燥感にどろりと黒い不安が渦巻いて、なにひとつ言葉が浮かんでこない。キーボードに手をのせたら冗談みたいにかたかたと震え始めた。いつもならとっくにクールダウンしているはずなのに、まるで走っている最中のように呼吸が浅い。

もう書きたくない、書くのが怖い、と初めてそう思った。

僕が自分の手でチラムネをだいなしにしてしまうという確信があった。

──ああ、もうここまでだ。

岩いわ浅あささんに連絡して発売を無期限に延ばそう。

デビューしてからこれまで、あまりにも一途に走り続けた。

半年ぐらいゆっくりと休んでからまた歩き出せばいい。

半分本気、半分朦もう朧ろうとして思いながら、それでも僕の手はスマホで検索を始めていた。

「不安 市販 薬 漢方」

毎日書くことは毎日走ることに似ていると思う。

一度でも「今日はいいや」と立ち止まってしまったら、二度と走り出せなくなる気がする。

だから「今回はいいや」と諦あきらめてしまったら、きっと僕は二度と僕の好きなチラムネを書けなくなってしまう。

ドラッグストアへ向かうため、知らずのうちに胸を押さえながら車に乗り込んだ。

念のために断っておくけれど、僕はこれまで自他ともに認めるメンタルが強い人間で、もちろん心の不調を薬で誤ご魔ま化かそうとするなんて生まれて初めての経験だった。

エンジンをかけ、せめてもの気分転換になればと窓を全開にした。

Bluetoothで車のオーディオと繫つないだスマホを全曲ランダム再生にして音量を上げる。

あたりはすっかり夕暮れに差しかかっていた。

車を走らせながら、窓から吹き込んでくる風に吹かれながら、もう少し踏ん張るのかここで足を止めるのか何度も何度も自問自答した。あとなにかひとつ、たとえばドラッグストアでお目当ての薬や漢方が見つからなかっただけで、ぽっきりと心が折れてしまう予感があった。

そうして、道中の陸橋に差しかかる。

西の空が真っ赤に焼けていた。

そのときふと、スピーカーから流れる曲の歌詞が心に触れた。

「夕焼け空きれいだと思う

心をどうか殺さないで」

つつうと、気づいたときには涙がこぼれていた。

BUMP OF CHICKENの『真っ赤な空を見ただろうか』。

正直この瞬間までは、素敵な曲だとは思っていたけど僕にとってトクベツな曲ではなかった。

だけどその短い言葉が、くじける寸前だった僕の心をあたたかい夕焼け色で包んでくれた。

これは噓うそみたいな本当の話。

僕が信条に反するあとがきをしたためようと思ったのは、自分の苦しさを知ってほしかったのではなく、諦あきらめずにあがき続けていればこんなふうに救われることもあるんだなという不思議なできごとをみんなに共有したいと思ったからだ。

ぽろぽろと泣いているうちに曲が終わってしまい、僕は慌てて同じ曲をリピートした。

「言葉ばかり必死になって

やっと幾つか覚えたのに」

「いろんな世界を覗のぞく度に

いろんな事が恥ずかしくなった」

「子供のままじゃみっともないからと

爪先で立つ本当のガキだ」

「そんな心馬鹿正直に

話すことを馬鹿にしないで」

「大切な人に唄うたいたい

聴こえているのかも解らない

だからせめて続けたい

続ける意味さえ解らない」

これまでずっと素通りしてしまっていた言葉のひとつひとつが、じんわりと染み渡った。

BUMPを聴きながら過ごした青春時代、狂ったように小説を読んでたころの気持ち、自分で物語を綴つづってみようと思ったきっかけ、デビューしてから文字どおり走り続けてきた日々。

僕がチラムネを書き続ける、理由。

いろんなことが頭に浮かんだけれど、言葉にしてしまうととてもチープなのでやめておく。

──続きを書こう。

ただ自然と僕はそう思った。

それからドラッグストアでお守り代わりの薬と漢方を購入し、帰路についた。

本当にフィクションみたいだけど、立て続けにまた不思議なことが起きた。

まずはドラッグストアの駐車場。BUMPっていいなとしみじみ思って、今度はBUMPの曲に絞ってランダム再生をした。

最初に流れ始めたのはやっぱり『真っ赤な空を見ただろうか』だった。

まるでいまのお前にはこの曲が必要だ、今日はこれを聴いておけとでも言わんばかりに。

だから僕は帰り道、延々と『真っ赤な空を見ただろうか』をリピートしながら唄うたっていた。

おかげで心はずいぶんと楽になった。

とはいえ、停滞は停滞のまま、なにかが解決したわけじゃない。

本当にまだ書けるんだろうか、走り続けられるんだろうかという不安は消えなかった。

そうして行きと同じ陸橋にまた差しかかったとき、

「────────────────────────」

初めて、望のぞみ紅葉が自分の意志でしゃべった。

あえてここでは伏せ字にしておくけれど、それは本編のクライマックス、屋上で最後に口にした台詞せりふだった。

堰せきを切ったように次から次へと、彼女の伝えたかった言葉があふれてくる。

僕はようやく、後輩の女の子が朔たちの前に、そして僕の前に現れてくれた理由を知った。

ああ、そうか。

紅葉は戦おうとしているんだ、運命に抗おうとしているんだ。

だったら僕は、それを最後まで見届ける義務があるだろ。

そうして腹をくくってからは、心まで折れかけた停滞が噓うそみたいに筆が進んだ。

振り返ってみれば、こんなのはチラムネじゃないとまで思った文章は、すべて正しくチラムネだった。

僕はずっと、彼ら彼女たちに必要な物語をすくいとれていたらしい。

まずいところを削り、曇っていた言葉を磨いてあげるだけで、意味が生まれた。

走り出そうとしている紅葉をスタートラインに立たせてあげなきゃいけない。

ただそれだけの想いを胸に、最後まで書き上げることができた。

結果として、誰がなんと言おうともチラムネ後半戦の開幕を飾るに相応ふさわしい7巻になったと思う。

特典

特典 前辈和后辈的哼鸣

作者:裕梦

插画:ramez

翻译:黑土

图源:抹茶

※包含剧透内容,请在读完《千岁7》正篇后尽情享受。

和千岁商量完明天的起床时间后,我、七濑悠月返回了自己的被褥。

「各位,差不多该轮流去刷牙了吧?」

我旁若无人地说道。

「「「「嘘——」」」」

大伙儿一起看向了我,伸直了食指,抵在嘴边。

小内平静地眯起了双眼,视线转向了身边的被褥。

我终于看明白了状况,轻轻地坐了下来,避免发出过大的声响。

小内和我的中间,西野前辈鼻息香甜而平静。

估计是因为身处陌生环境中,再加上运动过后感到疲劳了吧?

所以一钻进被褥,不知不觉中就睡着了。

我目不转睛地观察着她的侧脸,心里默默感慨:“真是一个漂亮的人呢”

然而,就像现在这样入睡的时候,简直就像是暑假期间玩累了的小姑娘,毫无防备,稍稍显得有点可爱呢。

不禁为其所倾倒,我不知不觉中悄悄地摸了摸她的头。

纤细而美丽的头发悄然散落而下,西野前辈的嘴角蠕动着,松弛了下来。

无意间,我露出了微笑,小声地对大家说道:

「你们先去刷牙吧。我找机会叫西野前辈起来」

小内她们静静地点了点头,走向了盥洗室。

虽然很想让她就这么一觉睡到天亮,但是西野前辈还没有刷牙。如果以这样不合本意的情形结束这样的夜晚,她应该是后悔的吧?

不知怎么回事,我习惯性地抚摸着她的头发,像是安抚小孩子一样。西野前辈迷迷糊糊地慢慢地睁开了双眼。

身体仰了过来,呆呆地看着我。

「…爸爸?」

「――扑哧……」

听到她这句睡得迷迷糊糊的呓语,我再也忍不住了,扑哧一声笑了出来。

诶?等一下,这个人好可爱啊。

居然不是叫妈妈而是爸爸,这样太朴素了吧?

我抱着肚子大笑不已。西野前辈视线焦点终于聚到了一处,一下子蹦了起来。

「咦?怎么回事,我什么时候——」

东张西望地打量着周围,胡乱摸着自己的头发,像是在确认自己有没有睡乱发型。

像是终于整理清楚状况了吧,她有些难为情地看向了我。

「那个,七濑同学。我刚才没说什么吧?……」

我举起手来捂住嘴角,拼命让自己不笑出声来,回答道:

「那个啊,你看着我叫『爸爸』来着。」

「啊,求你忘了吧!」

噗——,西野前辈将脸埋到了枕头里。

以往她的样子总是充满了神秘感,让我感到无法靠近,因此就是在说话的时候都不禁感到十分紧张。然而现在这个模样,总觉得她就像是一个随处可见的普通女高中生。

总觉得莫名感到可爱,我不禁再次摸了摸她的头,像是告诉她没关系,没关系。

西野前辈面带羞色地抬起了头,看着我说:

「那个,七濑同学,这稍稍有点不好意思……」

这次轮到我惊慌失措了。

「啊,请原谅!」

对我来说,这是刚才动作的延续而已,可是对于西野前辈 来说,一定会吃惊的吧?

我急忙撤开手,继续说道:

「那个,总觉得和平时不一样,看起来像是妹妹,所以……」

这句话似乎连我都觉得解释不过去。西野前辈听到之后,呵呵地笑了起来,眼睛眯成了一条缝。

「嘛,我刚才也对优空同学做了相似的事情呢」

优空同学,这个陌生的称呼听起来有些新鲜。

我知道她们聊得很亲近,似乎两个人之间的距离拉近了很多。

我感到了有些羡慕,这让我一下明白了,对这个人的憧憬之情要比我想象的还要深很多。

「而且——」西野前辈继续说了下去。

「明明我年龄要大一些,小时候朔也是把我当妹妹看待」

朔,又一个不熟悉的称呼响起。

第一次在屋顶上聊天的时候,西野前辈执着地用“君”称呼千岁。

是吗?我的脑海开始遐思纷纷。

那一天,我推了他们一把。在那个旅途中,那家伙很好地抓住了在幻想前方的,现实的西野前辈。也不知道出于什么心情,我温柔地反问了一句:

「小时候?……」

西野前辈眼中满是回忆,垂下了目光。

「稍稍有点难办了呢」

于是,她将那个儿时夏天发生的一切都向我婉婉道来。

『那是唯一的从未醒来的幻影吧』

突然想起曾经对千岁说过的话语。

高中时期再次见面的青梅竹马、初恋的女孩子、曾经憧憬的人,彼此的哥哥和姐姐……

不是,这属性点直接点满了吧?

我是想都没想过能达到这种程度啊?

真是的呢!我深深地叹了一口气。

怎么那家伙的周围全是这种有着特殊缘分的女孩子啊。

就在我脑子里瞟过这个想法的时候,大家都刷完牙回来了。

我看了看西野前辈,说道:

「我们也一起去刷牙吧?」

「好的。」

于是我们两个人站起身来,走出了客厅。

西野前辈像是松了一口气,回答我道。

「谢谢你叫我起来,七濑同学」

我慢慢地摇了摇头说道:

「我只是被迷得神魂颠倒了,摸了摸您的头然后您就醒了」

西野前辈扑哧一笑,肩膀抖动着说道:

「这种改变话题的方式,真的很像你呢」

突然,这个美丽的人曾经说出的十分感怀的话语掠过我的脑海。

「『因为是七濑同学你』。你以前说过的话,现在还记得吗?」

西野前辈浅笑盈盈。

「现在我的脑袋里正闪过了那个念头呢」

左眼下的泪斑摇曳着,像是流星一样。

「七濑同学,你是担心我一觉睡到天亮会感到后悔吧?」

「才不是。我是呆呆地看得入迷了。请称赞我没有亲吻你的脸蛋儿吧!」

「果然——」西野前辈笑个不停,接过话茬说道:

「就像他只能是千岁朔一样,你也一定只能是七濑悠月呢」

不知道怎么回事,这句话刺痛了我的心中某个柔软的地方,真心话不由得从那个空穴中滚落而出。

「举例来说,西野前辈会寻求一个像是镜子一样的人吗?」

「举例来说,任何人都会在早上照镜子。镜中映照出来的那个人一定是自己呢」

就这样,我们两个一起站在宽敞的双人洗面台前。

就像童话中的少女一般的西野前辈。

就像童话中魔女一般的我。

在镜中四目相对,莫名地嗤嗤地笑个不停。

西野前辈说道:

「想必只有七濑同学一个人可以理解千岁朔呢。」

「想必只有西野前辈一个人,才是千岁朔希望理解的人呢。」

唰唰,两支牙刷哼鸣起来。

嗯,想必我也想用明日姐来称呼这个人呢。

将这个难以实现的愿望,咕噜咕噜地吐了出来。

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